弁護士紹介
所長/弁護士
必要とされるときに、
必要とされる人に対し、
必要される法的なサービスを
朝雲 秀
Asagumo Shigeru
朝 雲 秀 (あさぐもしげる)
所長/弁護士
弁護士からのメッセージ
■弁護士業に対する想い
私が大学4年生の時は、就職活動は完全な売り手市場で、大手企業に就職する同級生も多く、また、公務員試験を受ける同級生もかなりいました。そのような中、私も自分の進路を真剣に考えましたが、本当に自分のしたいことは何なのかすぐにはわからず、悩みました。そして、いろいろ考えた末、社会や人の役に立ちたいと思い、弁護士を志すことにしました。
弁護士になって、実際に人の役に立ったと実感して、よかったと思ったことは何度もあります。
例えば、リストラや子供の教育費、住宅ローンの返済など、ぞれぞれの理由によりやむを得ず多額の借金を負い、長年返済に苦しんできた人が、ようやくの思いで破産や個人再生を思い立ち、依頼を受け、その方たちが借金から解放され、平穏な日々を取り戻すのにお役に立てた時には充実感を感じます。
また、弁護士になって初めて勤めた法律事務所は、企業の顧問先が多い事務所でしたが、企業が抱える法的問題について、私の法律の知識がお役に立てたときはうれしかったです。
また、私が弁護士になって2年目に民事再生法が制定されましたが、素晴らしい技術や設備を持つ企業の存続をかけ、また、企業の雇用を維持して職を失う人が出ないように、その会社の役員の方と知恵を絞りあった日々にも充実感を感じました。
一方で、私は、社会問題にもなり、刑事事件にもなった大型詐欺事件の弁護団のメンバーとして活動しております。これらの事件は、多数の善良な市民を言葉巧みにだまし、その方たちが長年勤勉に働いて貯めた虎の子の貯金や退職金などを拠出させて、一人当たり何百万円、何千万円の損失を被らせた事件です。その人の人生そのものを平然と奪うような行為に憤りを感じ、少しでも力になりたいという想いでいます。
法的なサービスは、個人、企業を問わず、社会に暮らし、活動するすべての人にとって必要とされるものであると思っております。また、法律というものは、いろいろな人に役立つように使わなければいけないと思っております。今後も、必要とされるときに、必要とされる人に対し、必要とされる法的なサービスをよりいい形でご提供できればという想いでいます。
■事務所からの情報発信
問題を抱えた方は、自分の抱えている悩みを誰に相談したらいいのかわからない場合も多いと思います。司法書士、行政書士など隣接する業種と弁護士の違いや、どの業種に相談するのが一番適しているのかわからない場合もあると思います。また、仮に弁護士に相談したら解決方法が見つかるのか、弁護士に依頼したらどのようなメリットがあるのかについても、わからないことが多いと思います。
多くの方にとって、人生の中で弁護士に相談したり依頼したりすることがそう何度もあるわけではなく、専門家に法的な問題を相談することに慣れているわけではありません。従って、問題に行き当たった時に、そのような疑問や不安を持たれるのは当然のことと思います。
当事務所は、依頼者の方が問題を抱えたときに、それを弁護士に相談すべきなのか、相談した場合解決方法を見いだせるのか、弁護士に相談、依頼した場合にどのようなメリットがあるのか、情報発信することを心がけようと思います。
もちろん、弁護士に相談したからといってすべての問題が解決するわけではありませんし、弁護士に依頼することによるデメリットもないわけではありません。正直なところ、弁護士によって解決できることとできないことがありますし、得手、不得手があることも事実です。
しかしながら、問題を抱えた方が、なるべく早く弁護士に相談したり依頼することによって、問題が大きくなる前に解決できたり、苦しむ日々を少しでも短くすることができることが多いのも事実です。
問題を抱えた方が、必要とされる情報がないために弁護士に相談することを躊躇して、苦しむ日々が長くなったり、問題が大きくなったりすることのないように、事務所からの情報発信を心がけます。
■専門的知識、経験の習得について
私が弁護士になって以降も、民事再生法が制定され、個人再生や成年後見制度も新設されるなど、新たな制度が次々に作られる一方で、会社法の大改正をはじめ、民法、民事訴訟法、刑法などの主だった法律にも改正がありました。裁判員裁判という日本の法制度上例を見ないような制度の導入もありました。
また、消費者保護の世界でも、消費者庁ができたり、割賦販売法、特定商取引法が消費者保護に厚く改正されたりしています。このように、法律の世界も目まぐるしく変わっております。また、最高裁における新しい判例も次々に出されております。
このように法律の世界が激しく変わり、内容もより複雑に専門的になっている中、弁護士が専門的な知識で依頼者の皆様の法的な問題を解決するのにお役に立てる場面も多くなってきているのではないかと思います。一方で、弁護士はより専門的な知識、経験を得るために、日々研鑽しなければならない必要性も増してきていると思います。
今後も依頼者の皆様によりいい法的サービスを提供するために、日々勉強を怠らないようにしていきたいと思います。
概要
■所 属
■日本弁護士連合会
■福岡県弁護士会(弁護士登録番号26524)
■福岡商工会議所会員
■プロフィール
■1969年生まれ
■愛媛県出身
■愛媛県立松山東高等学校卒業
■九州大学法学部卒業
■略歴
■1995年 司法試験合格
■1996年 語学留学(カナダ)
■1999年 弁護士登録 福岡市内の法律事務所勤務
■2004年 福岡市内の法律事務所にパートナー弁護士として参加
■2011年 朝雲法律事務所 設立
■趣 味
■スポーツ観戦
福岡ソフトバンクホークス、サッカー日本代表の大ファンです。
■音楽鑑賞
クラシック音楽、1980年代の洋楽ファンです。自分で曲を作ることもあります。
自分の結婚式や九州弁護士連合会の大会で、精華女子高等学校吹奏楽部に自作の曲の演奏をしてもらいました。
■国際交流・海外旅行
学生時代は、バイトで貯めたなけなしのお金をはたいて、バックパックで海外 の安宿を渡り歩いたり、国際交流サークルに入って外国人学生と交流したりすることに4年間没頭していました。
海外では、バスで強盗にあったり、汚いベッドで南京虫にかまれたり、気が合った同じ学生の旅行者と飛行場のベンチで一夜を過ごしたり、市場(いちば)で日本では見られない人のエネルギーを肌で感じたりしました。
自分の知らない世界を見聞きすることが楽しかったです
■執 筆
『消費者事件実務マニュアル―被害救済の実務と書式』
共著 福岡県弁護士会消費者委員会編 民事法研究会 2011年
『高齢者・障がい者総合支援マニュアルⅡ』
共著 福岡県弁護士会高齢者・障害者委員会編 福岡県弁護士会協同組合 2005年
■講演/セミナー
2003年 1月17日
福岡県社会福祉協議会で『第三者機関』をテーマに講演いたしました。
2004年 6月18日
福岡県社会福祉協議会で『高齢者の意思決定支援と権利擁護』をテーマに講演いたしました。
2012年10月10日
福岡経営労務研究会「弁護士による中小企業経営者のための経営・労務セミナー」にて、
『知らないと損する「解雇」の基礎知識』『よくわかる、労働災害の対処法』をテーマに講演いたしました。
2013年 2月12日
福岡経営労務研究会「弁護士による中小企業経営者のための第2回 経営・労務セミナー」にて、
『ここだけは押さえたい 「残業代」の重要ポイント ~労働審判の対処法~』をテーマに講演いたしました。
■メディア/掲載
■西日本新聞2002年3月14日朝刊
「福祉弁護士のワークシート;テーマ:従来型委任契約」
■ふくおかのふくし(福岡県社会福祉協議会発行)2005年9月発行
「相談あれこれQ&A、テーマ:債務整理」
■TNCスーパーニュース2007年2月6日
リース被害110番実施のニュース番組でインタビュー
■ふくおかのふくし102号(福岡県社会福祉協議会発行)2007年9月27日発行
「相談あれこれQ&A、テーマ:多重債務」
■ふくおかのふくし117号(福岡県社会福祉協議会発行)2009年12月11日発行
「相談あれこれQ&A、テーマ:高齢者への虐待」
■西日本新聞2011年12月17日朝刊
「ほぅな話、テーマ:借金問題」
■NHKニュース(18:00と20:45の2回放映)2012年11月14日
ワールドゲートカンパニー(海外先物オプション会社の詐欺事件)について投資詐欺に詳しい弁護士としてインタビュー
■委員会・弁護団活動
■破産、債務整理関係
2007年~2012年 日本クレジットカウンセリング協会カウンセラー(任意整理の相談員)
2013年~ 福岡県弁護士会 倒産等業務支援委員会委員
■消費者被害関係
2004年~現在 福岡県弁護士会消費者委員会委員
2006年~現在 福岡リース被害者弁護団 事務局長
2006年~2012年 近未来通信被害者弁護団
2006年~現在 FAC被害者弁護団
2008年~2010年 福岡県消費生活センター相談員
2010年~2011年 九州弁護士連合会消費者問題連絡協議会委員
2013年~現在 欠陥住宅ふくおかネット事務局長
2012年~ きくらげ投資詐欺被害弁護団
■その他の委員会活動
1999年~2012年 福岡県弁護士会高齢者・障害者委員会委員
1999年~2004年 福岡県弁護士会国際員会委員
2000年~2002年 地方公務員国籍条項に関する小委員会委員
2001年~2003年 九州弁護士連合会主任
2002年~2013年 福岡県弁護士会調査室
(弁護士法23条照会 2010年まで室長)
2002年 福岡県弁護士会民事訴訟法改正小委員会委員